チーム形成について

演習において、英語学習において、そして患者グループにおいて、私は様々なチームと仕事をしています。
曲がりなりにも、動機(モチベーション)の研究をしているものとして、チームを理解することを避けられません。

ワシントン大学でConsumer Health のアプリを学んでいるときに、Tuckman’s Modelに出会いましたので、以下に僕が理解しているタックマンズモデルに引用を用いずに、記憶で紹介します。

タックマンズモデルは、集団が形成され、発展し、解散するまでの5つの段階を説明した集団発展の理論です。
このモデルは、グループがどのように発展していくかを理解するのに有効なツールです。
グループが直面するであろう課題を予測し、それに対処するための指針を提供されています(長いですが、正しいレファレンスはこちらにあります)。

 

 

 

フォーミング(Forming)

グループの初期段階。メンバーがお互いを知り、グループ内での役割を形成していく段階。
この段階では、メンバーが自分に何が期待されているのかを理解しようと模索している段階で、不確実性や不安が多い。
プロジェクトの目標が共有できると良い。

 

ストーミング(Storming)
対立と不一致が特徴の段階。
メンバー同士が互いのアイデアに異議を唱え、個人的な意図を主張するようになる。
難しい状況もあるが、フォーミングを超え、次のステージに進むために、メンバー間の意見の相違を表出し、互いを知る機会をつくることは重要。
意見が異なっても、互いの仕事や人間性へのリスペクトを忘れない!

 

ノーミング(Norming)
グループの規範や期待を作り始める時期。
役割分担やチーム内での関わり方が確立されつつある。
信頼と仲間意識が高まり、メンバーが互いに信頼し合い、共通の目標に向かって協力し合うようになる。
自分たちで合意できるようなルール的なものができると良い。

 

パフォーミング(Performing)
最も高いレベルで機能する段階。
各メンバーは自分の役割と責任を明確にし、目標達成のために効果的に協力し合うことができる。
メンバー同士で助け合いが生じることが特徴のひとつ。
メンバーが自立してチームに貢献してくれるように陰ながら助ける(お互いに)。

 

アジャーニング(Adjourning)
グループの最終段階(解散する段階)。
メンバー同士が別れを惜しみ、一緒に過ごした時間を振り返る。
成果を認め合うことが大事!
 

 

 

1965年の出版以降、未だに活用されているのは、かなり的を得ているからだと思っています。
看護チームにおいても活用されています

 

 

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